- ネットをつなぎたいけど、よくわからない用語がでてきて大変
- 聞いたことがあるけど、なんなのかわからない
- 調べたけど、用語が難しくてよくわからない
インターネットには、難しい用語がたくさんあります。使えればいいやという人もいれば、断念する人もいます。わからなくて、検索しても、難しい用語ばかりで理解できないということもよく聞きます。
用語だけでなく、種類も多く、インターネットに詳しくない人は、頭を悩ませてしまいます。
種類については
【ネット回線の種類は5つ!自分に合った回線が分かる!【選び方も解説】】
で解説しています。
ですが、全く知らないと、接続時や購入するときに何が何だか分からず、営業マンの言いなりになってしまう可能性があります。言いなりになってしまうと、無駄なものを契約したり、料金が高くても気づかないこともあります。
そこで今回の記事では、最低限知っておくと、快適になるインターネット専門用語をわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、最低限のネット専門用語が分かり、購入時や接続する時も、頭を悩ませる必要がなくなります。わからなくても事典として使うこともでき、いざというときにも役立ちます。
よく聞く光回線とは、光ファイバーケーブルを使用してネット回線を引いているもの。プロバイダで信号を変更してネットが使えるようになります。さらにいろいろな機器でも使えるようにするのが、ルーターです。
最低限知っておきたいネット回線の基礎知識12選
最低限知っておくと、便利になる専門用語は以下の12個です。
- 光回線
- モバイル回線
- CATV
- テザリング
- プロバイダ
- ルーター
- 通信速度の値
- モデム
- 無線LAN
- Wi-Fi
- 下り
- 上り
光回線

光回線とは、光ファイバーケーブルを通して、インターネットを使えるようにしている回線です。今世の中の主流として、自宅や会社などではほとんどが光回線です。
有名なのは、フレッツ光やドコモ光、ソフトバンク光などです。
特徴としては、速度が速く、安定していることです。1Gbps~と最大速度もネット回線の中では圧倒的に早く、動画や大容量データもサクサク動きます。
他の回線に比べると、若干高い場合もあります。(スマホ割などお得なプランも用意している会社もあります)
モバイル回線

モバイル回線とは、無線通信でインターネットを接続する回線のことです。普段よくつかっている携帯電話があたります。主に各携帯キャリアが持っている基地局からの電波を受信して通信を行います。
どこでも使える回線ですが、山や基地局がないところだと電波が受信できず、ネット接続ができないというデメリットがあります。
また、光回線やCATVと違い、通信制限があります。上限を超えると、ネット接続できないわけじゃないですが、かなり速度が遅くなってしまいます。
携帯電話を買うときに、自分が普段使っているデータ量より、少し多めにすると通信制限にかかりくくなります。
CATV(ケーブルテレビ回線)

CATVとは、ケーブルテレビ回線を使ったインターネット回線です。ケーブルテレビを利用している人なら、お得に利用することができます。
速度も光回線には劣ってしまいますが、動画なども問題なく見ることができます。ただ、時間帯によっては込み具合で遅くなってしまうこともあります。
以前は利用者も多かったですが、スマホやテレビなどでNETFLIXやHuluなど動画配信サービスが見れるようになり、利用者は減ってきています。
テザリング

テザリングとは、スマホのモバイル回線を使って、パソコンやタブレットをネット接続する方法のことです。スマホをルーター代わりに使うということです。
スマホでのオプション加入が必要ですが、外出先などでよくネットを使うには便利です。
ただ問題点として、通信制限です。スマホは光回線などと違い、通信制限があるため、あまり頻繁に使うとあっという間に上限に達してしまいます。

以前パソコンで使っていたことがありますが、びっくりするぐらいのデータ消費量で、使うのをやめました。
外出先でよくネットを使う人は、ポケットWi-Fiを使うことをおすすめします。テザリングはもしものときの通信手段ぐらいの感覚がベストです。
プロバイダ
プロバイダとは、回線をネットに繋げるサービスをしている事業者のことです。
簡単に言うと、ネット回線は【高速道路】で、プロバイダは【通過するゲート】です。高速道路を利用するときは、ゲートを通過しないと使えません。そのゲートと契約することで高速道路を走れるようになります。
プロバイダ(事業者)と契約することで、接続のサービスなどもあり、ネットを使用することができます。
有名どころでは、NTTやドコモ、ソフトバンク、auなどです。
ほかにもいろいろプロバイダがありますが、変に知らないサービスを使うと、料金を多くとられたりする可能性があるので、ある程度の知名度があるプロバイダを選びましょう。大手携帯キャリアを使っているなら、そこで加入すると、割引も効くのでおすすめです。
モデム

モデムとは、電話回線や光回線、ケーブル回線のアナログ信号をデジタル信号に変換してくれる機器です。デジタル信号に変換してルーターにつなぐことで、様々な機器でネット接続ができるようになります。
自宅でネットを使うには必須の機器です。
ルーター

ルーターとは、複数の機器でネットを使用するときに必要な機器のことです。
1つの機器だけの利用なら、モデムがあればネットを使うことができます。ただ複数の機器で使用したいのであれば、ルーターは、必須の機器です。
ルーターはどこまで電波を飛ばすかや速度によって、変わってきます。なので自分がどのように、どこで使うかをイメージしてからルーターを買うようにしましょう。

賃貸など1階しかないのであれば、特に問題はないですが、一軒家の2階になってくると電波が弱くなったりします。そういった場合は、中継器を接続するなど対処する必要があります。
通信速度の値
通信速度の値はbpsです。1秒間に送受信できるデータ量のことです。
送受信できるデータ量ができる速度が増えれば増えるだけ単位が変わります。
速度の単位
- 1,000bps=1Kbps
- 1,000Kbps=1Mbps
- 1,000Mbps=1Gbps
ちなみに回線の中で最も早いと言われている光回線は、1Gbps~あります。

数字で見ると、光回線の速さが分かります。実際に使っていも遅延がほとんどありません。
無線LAN
無線LANとは、電波を使って通信をする方法です。ネット接続だけでなく、スマホとイヤホンなど機器同士の接続のことも含みます。
主な無線LANの例は、【Bluetooth】や【Wi-Fi】です。
LANの意味は、【Local Area Network】の頭文字をとった略語です。
よく無線LANとWi-Fiは一緒と思っている人もいますが、意味が変わってきます。
- 無線LAN・・・無線通信で作られたローカルエリアネットワークのこと。
- Wi-Fi・・・数ある中の無線通信規格の中の一つのこと。
Wi-Fi

無線LANの中の一つの規格が、Wi-Fiです。Wi-Fiの場合は、50メートルから100メートルが通信距離と言われています。障害物などによって、若干の誤差はあります。
簡単に例えると、通信規格は【言語】であり、Wi-Fiは【日本語や英語】といった数ある中の一つだと思っていただければいいです。
ちなみにWi-Fiは、Wireless Fidelity(ワイヤレス・フィディリティ)の略語です。
下り

インターネットの速度を表すときによくみる下りとは、ダウンロードする速さのことです。
ダウンロードは、動画の視聴やサイトの閲覧が当てはまります。
ネットを使うときは、下りは重要です。ダウンロードする際に大きなデータ量をすることが多いためです。
みんながよく使うメールやLINEは、128Kbps~1Mbpsあれば、問題なく使えます。
Amazonやサイトなど画像が多いものだとダウンロードする容量も3~5Mbpsと大きいです。YouTubeやNETFLIXなど動画配信サービスの場合は25Mbpsとさらに容量も大きいです。
光回線なら1Gbpsと問題なく使えますが、ポケットWi-Fiなどは場合によっては時間がかかってしまうこともあります。
上り

上りとは、データをアップロードする速さのことです。アップロードとは、自分のスマホやパソコンからデータを送ることです。SNSの投稿やメールの送信などが当てはまります。
基本的には、だいたい下りと登りは一緒くらいの速度なので、ネット回線を選ぶ時は、下りをしっかり確認しておけば問題ありません。下りが遅いと、上りも遅いです。光回線での例を紹介します。
光回線の種類 | 最大速度 | 平均速度 |
---|---|---|
ドコモ光 | 下り 1Gbps 上り 1Gbps | 下り 269Mbps 上り 209Mbps |
ソフトバンク光 | 下り 1Gbps 上り 1Gbps | 下り 314Mbps 上り 213Mbps |
auひかり | 下り 1Gbps 上り 1Gbps | 下り 408Mbps 上り 343Mbps |
フレッツ光 | 下り 1Gbps 上り 1Gbps | 下り 275Mbps 上り 208Mbps |
最大速度は、どこも一緒ですが、平均速度では、若干の誤差があります。数値だけで見ると【auひかり】が最も早いです。
ただ、誤差なのでそこまで体感では変わらないので、自分の使っている携帯キャリアで契約すると、安く光回線を使うことができます。
まとめ:基礎知識を知っておくことで、使う際に役立つ
ネットのことが全く分からない人が最低限知っておくと、より快適にネット環境に対応できる用語を解説しました。
最低限知っておくといい用語12選
- 光回線
- モバイル回線
- CATV
- テザリング
- プロバイダ
- ルーター
- 通信速度の値
- モデム
- 無線LAN
- Wi-Fi
- 下り
- 上り
ネット用語には、まだまだたくさんありますが、上記の12個を知っておけば、家でネットをつなぐときも困ることなく、つなぐことができます。
理解しているのとしていないのでは、大きな差があります。もし忘れてしまったときは、事典代わりにこの記事を使って思い出してほしいです。